◇東北楽天対北海道日本ハム 第10回戦（24日・楽天モバイルパーク宮城）

　東北楽天の浅村栄斗選手が、NPB史上56人目となる通算2000安打を達成した。34歳6カ月での達成は、王貞治氏に次ぐ歴代7番目の若さ。平成生まれでは初達成となる。

「3番・一塁手」で先発出場。1回裏に迎えた第1打席,、1死2塁のカウント2-2から山崎福也投手が投じた外角のカットボールを逆らわずに打ち返すと、打球はライト前へ。節目となる通算2000安打を、本拠地のファンや両軍の選手らが祝福した。

　大阪桐蔭高校から2008年ドラフト3位で埼玉西武に入団。2年目に一軍30試合に出場し11安打、2本塁打など存在感を示すと、翌2011年は137試合の出場で自身初の規定打席もクリアした。2013年には打点王に輝き、一塁手としてベストナイン、ゴールデングラブ賞を獲得。以降は毎年100安打以上を記録し、チームに欠かせない存在となった。

　埼玉西武時代の2018年にはキャリアハイとなるシーズン175安打、127打点をマーク。主軸としてチームのリーグ優勝に貢献した。同年オフにFA宣言し、東北楽天へ移籍。2020年、2023年には本塁打王を獲得している。2015年8月8日から休むことなく試合に出続け、2023年9月14日にパ・リーグ新記録となる1144試合連続出場を達成。2025年5月18日福岡ソフトバンク戦の出場をもって記録はストップしたが、1346試合に連続出場し、歴代4位の記録を保持している。

◇浅村選手 コメント
「2000安打を達成できたこと、とてもうれしく思います。この世界に入った時には、2000安打に到達することができるとは思ってもいませんでした。苦しい時期やうまくいかないこともたくさんありましたが、ここまでやってくることができたのは監督やコーチ、周りの人たちの支え、そしてなによりも妻と子どもの支えがあったからこそです。節目の1本を打つことができましたが、シーズンはまだまだ続きます。これからも1本1本ヒットを積み重ねて、優勝を目指して頑張っていきます」

◇浅村栄斗選手 安打の記録
初安打　2010年3月31日 福岡ソフトバンク戦
1000安打　2017年9月28日 福岡ソフトバンク戦
1500安打　2021年6月10日 中日戦

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