6月6日、東京ドームで行われた巨人と東北楽天の「日本生命セ・パ交流戦 2025」第1回戦は、2対0で東北楽天が勝利した。

　東北楽天打線は、相手先発・赤星優志投手の前に3回まで無安打と苦戦。4回表は1死1、2塁、続く5回表は1死1、3塁と好機をつくりながらも、後続が倒れて得点できず。それでも6回表、2死から浅村栄斗選手の5号ソロが飛び出し、先制に成功した。

　先発・ハワード投手は初回、2回裏とそれぞれ走者を背負ったが、3回裏からは2イニング連続で3者凡退に打ち取る。以降2イニングは毎回安打で走者を出しながらも、要所を締める投球を披露。続く7回裏は、2死1塁としたが、代打・リチャード選手を空振り三振に仕留め、7回98球4安打1四球6奪三振無失点で降板した。

　打線は1点リードの8回表、小深田大翔選手が四球で出塁すると、辰己涼介選手の二ゴロや敵失策の間に3塁まで進塁。続く浅村選手が適時二塁打を放ち、追加点を奪った。救援陣は、8回裏を西口直人投手が無失点でつなぐと、最終9回裏は則本昂大投手が3者凡退で締め、2対0で試合は終了した。

　勝利した東北楽天は、今季最多98球を投げたハワード投手が7回0封で2勝目。打線は、浅村選手が先制本塁打を含む2安打2打点、小郷選手が3安打をマークした。

　 １２３４５６７８９ 計
楽 ０００００１０１０ ２
巨 ０００００００００ ０

楽 ○ハワード-西口直人-S則本昂大
巨 ●赤星優志-石川達也-バルドナード-田中瑛斗-平内龍太

文・西嶋葵