◇東北楽天対阪神 「日本生命セ・パ交流戦 2025」第2回戦（14日・楽天モバイルパーク宮城）

　東北楽天の藤平尚真投手が、1回3者凡退の好リリーフを披露した。

　藤平投手は2点ビハインドの7回表、3番手で登板。先頭・佐藤輝明選手を3球で中飛に打ち取ると、以降は大山悠輔選手を直球、ヘルナンデス選手を低く落ちる変化球で連続三振に切った。チームは直後の7回裏に3得点を挙げ、勝ち越しに成功。チームの流れを変える好投を見せた。

　昨季に中継ぎへ転向し47試合に登板、防御率1.75、20ホールドを挙げ、大躍進を遂げた。一方今季はここまで23試合に登板するが、防御率5.06と力を発揮できず。本登板もビハインド展開ではあったものの、相手打線の中軸を2奪三振含む3者凡退で抑え、藤平投手らしい投球を披露した。本試合を契機に本来の姿を取り戻したい。

文・西嶋葵

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